秋の実

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ノイバラ(baby rose)/ キク(spray mum)/ クジャクソウ(Frost aster)

今シーズンは既に栗を生けていますが、やはりノイバラの実は赤い色が秋らしくて良いです。矯めも効きやすく、色々と楽しめる花材です。今回はノイバラは2本、うち1本はちょっと太めで真っ直ぐ、ぶつ切り（笑）な感じ。太いのでちょっと矯めにくいですね。細い方の枝をななめに立て、太い方は水を飲ませずに横に使って、2本を交差させて絡める感じにしようかな…と。立てた枝はそのままでも良かったのですが、実のついている枝同士を絡めてみました。この方が強弱がついてよいかな？太い（短い）方は、最初は花期の穴のところを通してみたのですが、後から花を入れると埋まってしまうなど、今ひとつ面白くありません。立てた方の小枝同士を絡めて輪になったところに通し、さらにこちらの枝の小枝（実のところ）を立っている枝に絡めて補強。
花の入れ方、特にキクが難しかったのですが、クジャクソウ2本、キク1本、クジャクソウ1本、キク1本…という順に低い位置に右から左へ入れてみました。キクはちょっと高めに。

お直しは…全体に向きを少し変えました。横に入っているノイバラが、ほぼ真横を向いていたのが奥から手前に向くようになりました。キクは1本抜き、キクの左に入っていたクジャクソウは右側へ移動しました。暗めの赤色の実と紫の花では少し地味かも…と黄色いキクを足してくださったそうですが、黄色のインパクトが強いのと、あまり左側に入れすぎない方が良いとのことで1本だけになりました。

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